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東葉アートウイーク
11月20日(月)~25日(土)に、3年生の芸術科の授業を選択している生徒による東葉アートウィークが開催されました。
期間中、校内に書道・美術の優秀作品が展示されました。
11月21日(火)の放課後には、音楽の選抜メンバーによるライブがエンデバーホールで行われました。
また、図書委員会と芸術科の先生方によるコラボイベントが図書室で開催されています。
以下、各教科の先生方によるレポートになります!
書道:津田先生
書道からは授業内で書いた作品を展示しました。
漢字は全て選抜メンバー臨書です。
中国の東晋や唐、日本の平安時代の書をお手本にかいています。
名前の下の「臨」は臨書しました、という意味です。
仮名は書道選択者全員の作品です。
高野切第三種(古今和歌集の写本)の臨書です。
短冊に書いているのでとてもきれいでした。
音楽:平田先生
アートウィーク2日目には選択音楽有志によるコンサートが開催され、4組の生徒が出演しました。
「選択音楽」の授業では、1年間を通じて合唱・器楽・創作と取り組みながら、「バンドプロデュース」という企画を行っており、授業内でチームを組み、生徒たちで楽器の担当を決め、曲を考え、完成を目指しみんなで協力し合いながら練習し、チームのコンセプトやアーティスト写真まで準備をして、授業内での発表に挑んでいます。
楽器の経験者は高校生活最後の音楽の授業で挑戦したい曲にトライしたり、初心者は触ったことのない新しい楽器に触れることのできる、そんなチャンスの瞬間を音楽では大切にしています。
今回のアートウィークコンサートでは、チームでの活動をしながら、更にソロでの演奏にチャレンジしてくれた2名、
初心者も経験者もみんなで新しい楽器を選択し、練習を頑張ったチーム、
それぞれの楽器の経験を活かして本格的バンドとして練習を重ねたチームの2組がエントリーをしてくれました。
そしてスペシャルゲストとして、本校吹奏楽部指導コーチであるトロンボーン奏者 上野大介さんをお招きし、お話を交えながらクラシックの名曲など3曲演奏していただきました。
コンサートへ行くよりも近い距離で、迫力あるプロの素敵な生演奏を聴くことができました。
手拍子や声援、ライトを使って最後まで見守り仲間を応援していた生徒のみなさんが印象的で、あたたかいコンサートとなりました。
美術:浅井先生
美術からも授業内で制作した作品を展示しました。
・手とビー玉をモチーフに設定し、グレーの紙の上で、コンテという画材(黒色と白色)を用いて、デッサンをした作品。
・三原色(と白色、黒色)のみで、様々な色を再現してみるという課題で制作した作品。
・普段私たちがメモや勉強などに使用し、毎日のように書き慣れていて、馴染み深い「文字」が、元々は絵から成り立っていた歴史に注目して、最初に絵を描いたとされるクロマニヨン人からピカソまでの作品の中で、まるで文字のように見えるしるし(筆致)を発見し、私たちも文字のようなしるし(筆致)を用いて、絵を描いてみよう!という課題で制作した作品。
以上の3課題を展示しました。
みんなそれぞれ自分の中にある比率を用いて、制作をがんばりました!
集大成をご高覧いただいた皆様、本当にありがとうございます。
図書:根本先生
図書委員会の企画により、芸術科目の先生方お勧めの本を紹介するコーナーを設けました。
展示をしている本の一部はなんと先生方の自前で、学校までお持ちいただいています(自前の資料は貸し出し不可)
先生方のお勧めするポイントを図書委員会がインタビューし、まとめてPOPを制作して展示しています。
中には生徒が手に取りやすい小説や漫画もあったり、先生方が生徒と同年代だった時に進路を決定したきっかけとなったような本もあります。
普段ないジャンルの本に、目新しさからか足を止めてくれる生徒も多いです。
図書室のアートウィークイベントは12月末まで開催しているので、是非見に来てくださいね。
【草露貫珠(そうろかんしゅ)について】 水戸黄門の助さんのモデルになった水戸藩の佐々宗淳(さっさ むねきよ)が書いたものを写本したものです。 字典で、1つの文字にどんな形があるのかをまとめたものです。 ところどころ間違いを訂正していて、それも面白いです。 書道科:津田先生 |