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文化財防火デーに「東葉門」消防訓練

2024年1月24日(水)2,3限に、文化財防火デーに伴う『東葉高校正門』消防訓練を行いました。

本校の正門「東葉門」は平成12年に国登録有形文化財に指定されました。
翌年の平成13年から、コロナ禍の影響を考慮し実施を見送った年を除き、毎年「文化財保護デー」を前後して消防訓練を実施しています。

訓練の冒頭で西村校長先生より、「東葉門は貴重な文化財で、東葉高校の貴重な宝。万が一の火災があった場合にはみんなで守っていきたいとお話がありました。

船橋市東消防署芝山分署のご指導の下、2限に校庭で水消火器による初期消火訓練を体験し、署員の方による放水訓練を見学しました。
一般的な消火器の粉(薬剤)が出ている時間はわずか15秒とのこと。
その間にしっかり火元を狙って初期消火をしなければなりません。

その重要性のお話を伺った後、1年10,11組の生徒76名が水消火器を使って実地訓練です。
消火器の使い方のポイントがわかっていないと的確な消化はできません。

ポイントはピン・ポン・パンです。

1.『ピン』で消火器のピンを抜き
2.『ポン』でホースを外し
3.『パン』でノズルを持って燃えている対象物へ噴射(炎ではなく火元

この火元を狙うということが難しかった。

その後、芝山第一小隊の皆さんによる放水訓練です。
東葉門から出火したとの想定で、今回は付近の植え込みに向け放水、迅速な動きに生徒は身を乗り出して見ていました。

3限は体育館へと場所を移し、AEDを使用して応急救護訓練を行いました。
1年7,8,9組119名の皆さんが6班に分かれ、人形を使いながら、胸骨圧迫の方法とAEDの使い方を学びました

倒れている人(人形)への声掛け周囲の人(生徒)へ協力を求める声も、最初はなかなか大きな声が出ていませんでしたが、後半グループへ行くほどに徐々に慣れて大きな声が出せるように。

やはり、見て学び、自身が体験することが大切ですね。

今年は年頭から能登半島地震が発生し、「もし今自分の身に災害が降りかかったら、果たして迅速に取るべき行動がとれるだろうか、その知識は?備えは?」と考えさせられました。
これを機に、皆さんも今一度、災害への備えや、防災訓練・避難行動をとる際の知識・情報についての確認と更新をしておきましょう。

(環境整備部 矢野昌子)