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文化財防火デーに伴う『東葉高校正門』消防訓練

2025年1月22日(水)2限に、文化財防火デーに伴う『東葉高校正門』消防訓練を行いました。

本校の正門「東葉門」は平成12年に国登録有形文化財に指定されました。
毎年この「文化財保護デー」を前後して消防訓練を実施しています。

船橋市芝山消防署のご指導の下、校庭で水消火器による初期消火訓練を体験し、その後体育館に移動して応急救護訓練を行いました。

初期消火訓練で伺ったお話では、一般的な消火器の粉(薬剤)が出ている時間はわずか15秒とのこと。その間にしっかり火元を狙って初期消火をしなければなりません。

その重要性のお話を伺った後、2年4,5組の生徒73名が水消火器を使って実地訓練です。
消火器の使い方のポイントがわかっていないと的確な消化はできません。

ポイントはピン・ポン・パンです。

1.『ピン』で消火器のピンを抜き
2.『ポン』でホースを外し
3.『パン』でノズルを持って燃えている対象物へ噴射(炎ではなく火元

この火元を狙うということが難しかったです。


その後、体育館へと場所を移し、AEDを使用して応急救護訓練を行いました。
2クラスが6班に分かれ、人形を使いながら、胸骨圧迫の方法とAEDの使い方を学びました。

倒れている人(人形)への声掛け周囲の人(生徒)へ協力を求める声も、最初はなかなか声が出せませんでしたが、他の班の大きな声が聞こえて来るにつれ、後半に向かうほどにすべての班から競うように大きな声が出ていました。

また、胸骨圧迫の「強く・早く・絶え間なく」と言うポイントも、胸骨が単3乾電池1個分(約5㎝)沈むくらいの強さ、1分間に100回くらいの速さ(「アンパンマンマーチ」や「うさぎとかめ」の速さ)、これを救急車が到着するまで続ける…などの具体的な説明があり、実施する生徒もイメージが湧きやすかったと思います。

胸骨圧迫の体験途中には、「疲れたので変わって下さい!」と声をあげ次の者にバトンタッチしたりと、自分達で臨機応変に対応する場面もありました。

やはり、見て学び、自身が体験することが大切ですね。

毎年のように大きな規模の自然災害に見舞われるわが国で、もし今自分の身に災害が降りかかったら、果たして迅速に取るべき行動がとれるだろうか、その知識は?備えは?と考えさせられました。

これを機に、皆さんも今一度、災害への備えや、防災訓練・避難行動をとる際の知識・情報についての確認と更新をしておきましょう。

(環境整備部 矢野昌子)