令和３年度　入学式挨拶

コロナウイルスがいまだ収束しない中、保護者の皆さまのご列席を得て、令和3年入学式を挙行できます事は、教職員一同大きな喜びです。
（昨年度は入学式の前日に緊急事態宣言となり、5月末に延期となりました）

東葉高校は大正14年に創立され、今年で96周年を迎えます。｢生徒一人ひとりを大切にする面倒見の良い学校｣として長い歴史を踏まえた中、新入生に三つのことをお願いしたいと思います。

第一に、「自ら進んで学習する、良き学習者になる」ことです。教育方針の基幹となる第三教育｢自分で自分を教育する｣、つまり自主性を育てていきます。リモートによる働き方が問われる時代であるからこそ、大学4年間で視野を広め、これからの日本をどう生きていったらよいかを考えてもらいたいと思います。

第二に、｢お互いを高めあう、真の友達を作る｣ことです。仲の良い、志を理解できる友達を作ってください。楽しい時間を過ごすだけでなく、苦しいた時に相談ができ、悩んだ時に励ましあえる、生涯つき合うことになる本当の友達です。

第三に、「自分の個性や能力を引きだす高い目標に挑戦する」ことです。知識はいくらあっても教養として邪魔になりませんが、それ以上に、高校時代の体験によって、人間性を高めてもらいたいと思っています。失敗や挫折も青年期のエネルギーとなりますので、大いに経験してください。

新入生の皆さん、今日の初心の気持ちを忘れず、心身健康で、三年間の高校生活が楽しく、充実したものとなりますよう心から祈念して挨拶といたします。

校長　西村　桂