入学式挨拶
新入生の皆さん、長い間、お待たせしました。本日、令和2年入学式を挙行できます事は、大きな喜びです。「コロナ後」で大事なことは、社会生活を「コロナ前」の状態に戻すのではなく、劇的に進化させることにあります。伸び盛りの東葉高校は先生と生徒が一丸となり、デジタル革命そして教育の変革のチャンスと捉えていきましょう。
東葉高校は大正14年に創立され、今年で95周年を迎えます。「生徒一人ひとりを大切にする面倒見の良い学校」として長い歴史を積み重ねてまいりました。歴史の継続と変革の中、高校生活で三つのことをお願いしたいと思います。
第一に、今がまさに、本校の教育方針の第三教育「自分で自分を教育する」を実践するタイミングです。義務教育の土台の上に、高校生活を自分の意志でコントロールできるかどうかが試されています。いわゆる、自立の時です。
第二に、「お互いを高めあう、真の友達を作る」ことが大切です。仲の良い、志を理解できる友達を作ってください。楽しい時間を過ごすだけでなく、苦しい時に相談ができ、悩んだ時に励ましあえる、生涯つき合うことになる本当の友達です。
第三に、「高い目標を持って挑戦する」ことが大切です。ハイヤーハイヤー上限を刻々と打ち上げて、他人とは違った可能性を引き出すことです。東葉高校は大学進学を目標にしますが、勉強だけの学校生活を目指していません。勉強や知識は教養として邪魔になりませんが、人間力を高めるために勉強以外の価値も模索してください。
新入生の皆さん、初心の気持ちを忘れず、心身健康で、三年間の高校生活が充実したものとなりますよう、心から祈念して挨拶といたします。
校長 西村 桂