科学部 ナイロン66の合成
皆さんこんにちは!科学部です!
今回の実験は、ナイロン66の合成です。
ナイロン66は、1935年にアメリカのカロザースによって発明されたポリアミド系の合成繊維です。天然繊維である絹に似た繊維で、「水と空気と石炭から作られ、蜘蛛の糸より細く、鋼鉄よりも丈夫な夢の繊維」という有名なキャッチフレーズとともに、1938年にデュポン社から華々しく世の中に登場しました。
実験室で薬品からナイロン66を合成するためには、反応性の大きなアジピン酸ジクロリドを用い、ヘキサメチレンジアミンと縮合重合させます。アジピン酸ジクロリドを用いると、加熱や加圧が不要になります。実験では、長く、白い繊維を合成することができました。
また、現在では、ナイロン66以外にも多くの種類のナイロンが開発されています。実験後、力学的に強く、薬品にも侵されにくく、我々の生活に幅広く使用されている様々なナイロンについて調べ学習も行いました。
科学部はこれからも様々な実験に挑戦していきます!
実験日:2/3(月)
文章:市川