1. HOME
  2. ブログ
  3. 科学部 ゾウリムシの観察&手羽の骨格標本作成(その2)

科学部 ゾウリムシの観察&手羽の骨格標本作成(その2)

皆さん、こんにちは。

今回は、理科室で絶賛培養中のゾウリムシの観察を行いました。

単細胞生物のゾウリムシ。体全体に繊毛があり、これを動かして体を動かしながら螺旋を描くように遊泳します。細胞口という食べ物を取り入れる器官や、消化吸収を行う食胞と呼ばれる器官、浸透圧の調節を行う収縮飽など、1つの細胞の中に、生命活動に必要な機能が備わっています。

動きの速いゾウリムシ。そのまま観察すると一瞬で視界からフェードアウトしてしまいます。
そのため、ホールスライドグラスにゾウリムシを1滴乗せたら、メチルセルロースをつまようじで少しとり、ゾウリムシを乗せたところに入れてかき混ぜます。
するとメチルセルロースによって粘性が高まり、ゾウリムシの動きが鈍くなる為、じっくりつくりを観察することができます。

こちらは実際に生徒が顕微鏡で観察した動画です。


繊毛運動の回転する動きが非常によく見えますね。

次に、スライドグラスに脱脂綿をほぐして少量置き、そこにゾウリムシを1滴たらし、更に食紅の赤・黄色をそれぞれ水に溶かしたものをどちらか一滴垂らしてカバーグラスをかけます。
すると色素を取り込み食胞が染まったゾウリムシを観察することができます。
さて、同時進行で2、3年生は以前行った「鶏の手羽を用いた骨格標本の作成」の続きを行いました。

~前回までのあらすじ~
骨から肉を外して骨取りを行い、ポリデントにて洗浄。アセトンで脱脂したところまで行いました。
今回は、より骨を白く美しくする為に、オキシドールに漬けました。

 

漬けすぎると骨がボロボロになってしまう為、様子を見て洗浄し、いよいよ次は骨の組み立てを行います。その3をお楽しみに!

実験日:5/27(月)
(顧問 時井)

Blog最新記事

blogアーカイブ