この指と~まれ企画:寺田理恵子さんによる特別講演「コミュニケーション講座」
「本を読むことは、心を読むこと」をテーマに、元フジテレビアナウンサーの寺田理恵子さんをお招きし、9月24日(金)に「コミュニケーション講座」を開講しました。
椅子の配置やマイクの有無など、事前準備の段階から生徒が学びやすい環境を丁寧に整えてくださった寺田さん。講座では、生徒一人ひとりに目を向けながら質問を投げかけ、双方向のやりとりを通して「声に出すこと」「心を読むこと」の大切さを伝えてくださいました。
演劇部の生徒が「走れメロス」の朗読に挑戦した場面では、登場人物のセリフを通して「王様の本心」を考えるなど、声を使って物語を深める体験がありました。
「朗読は心を読むこと」「行間をどう読むか」「声は人なり」などの言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。講演後も質問が相次ぎ、学びをさらに深めようとする姿が見られました。
また、講座では「アサーション」や「認知のゆがみ」といった心理学的な話題にも触れられ、心理学に関心のある生徒からは特に大きな反響がありました。
最後に寺田さんから、
📖 読書で人間を知ること 📖 読書は自分を磨くことにつながること 📖 声は人を映すものであり、その「人」を磨くのが読書であること |
といったメッセージをいただきました。
本校は「朝の読書」発祥の学校です。これから迎える読書の秋、学んだことを大切にしながら、本を通じて人を知り、磨き、豊かなコミュニケーションへとつなげていきたいと思います。
(情報科:田代)