美術部 支持体を作ってみよう!
こんにちは。美術部です。
今回は、アクリル絵具で古典技法を用いて制作してみよう!ということで、まずは制作の第一歩として、絵を描くための支持体づくりを体験しました。
支持体とは、絵を支える基盤や材料のことで、例えば油彩画ではキャンバスなどがそれに当たります。
絵画の支持体というと、木枠に布を張った「キャンバス」というものが最初に思い浮かぶ方も多いと思います。
実はキャンバスは歴史としては比較的新しく、それ以前は石壁や木の板に描かれていました。
古典技法を体験するということで、合わせて支持体も当時風に制作していきます。
木のパネルを用意し、そこに綿布を張り込んでいきます。
当時は接着材として、膠(にかわ‥動物の皮や骨を煮たもの)などが用いられていましたが、今回はアクリル絵具との相性も踏まえ、ジェルメディウムを使用します。
ジェルメディウムをパネルと布に塗り、目玉クリップを使って空気が残らないよう中心から外側に押し出すイメージで張り込んでいきます。
無事に空気が入らないよう布を張れたら、一度乾燥させます。
乾燥したら、今度はジェッソという下地材を塗っていきます。
ペイティングナイフを使い、薄〜く平滑に塗れたら‥完成です!
絵を描く準備はOK!ということで、これから描きに入っていきます。
次回もお楽しみに‥
( 美術部 顧問✴︎浅井 )