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2年生修学旅行 無事終了しました

11月14日より4日間、2年生が修学旅行へ行ってきました。

ホームページでは、毎日現地より様子をお伝えして参りました。

その内容を4日間まとめてアップさせていただきたいと思います。

◆11月17日、修学旅行最終日

楽しかった修学旅行もとうとう最終日です。

最終日は、首里城を見学して、国際通りで、昼食とショッピングを楽しんで、一路羽田そして千葉に帰ります。

首里城は琉球王国の王城でですが、実は世界遺産ではありません。

正確には、首里城跡が世界遺産で、建物は世界遺産ではないのです。

というのも、かつて沖縄戦の際、首里城の下には陸軍第32軍総司令部が置かれたために、首里城は3日で焼き尽くされてしまったのです。

そのため現在の建物は1980年代からはじまった再建計画により建てられたものなのです。

それにしても沖縄ではいたるところに戦争が顔をのぞかせます。
戦争の影響がどれだけ大きいかが窺い知れます。

ちなみに沖縄戦で、沖縄の国宝は全部失われたそうです。

国際通りでは想い想いのショッピングを楽しんでいました。
帰りの飛行機にはみな大きな袋を抱えて乗り込んでいました。

 

帰路は大きなトラブルもなく、夕日に照らされた美しい富士山を見ながら、無事羽田空港に到着し、解散して、3泊4日の修学旅行を終えました。

高校三年間で1番のビックイベントも終わり、いよいよ来週から2年生は受験生です。
希望の進路に向けて邁進していきます!

◆11月16日、修学旅行3日目

早朝6時
カーテンを開けると小雨がぱらついていました。
本日は伊江島で沖縄の生活を体験する伊江島生活体験の日。
みんなの脳裏に不安がよぎりました。

朝8:30にホテルを出発、伊江島行きのフェリーに乗ってもまだ雨は止みませんでした。出船を待つ間も不安でした。

ところが、船が動き出すや否や、突如として雲が切れ、晴れ間が広がってくるではありませんか。

私たちの日頃の行いが良いからでしょうか、島に着く頃には晴れ間が見えていました。

さて、港で開村式を行い、加藤副校長の熱いお話を胸に 、お世話になる家へと生徒は出発していきました。

お世話になっている家では、食事やお菓子を作ったり、文化を学んだり、芸能を習ったりと様々なことを体験しました。

 

伊江島には世界的に有名な自然が残っています。

北側には涌出(ワジー)という場所があります。ここは海水から真水が湧き出ている場所です。崖の下に水が湧いているのですが、崖の上からの展望台からは180度眼前に広がる海が見られ、世界の大きさが実感できました。

島のほぼ真ん中にそびえる標高約172の城山(ぐすくやま、タッチュー)からは伊江島全体はもとより、対岸に沖縄本島がきれいに見渡せました。この山はオフスクレープ現象という現象によってできた世界でもここにしかない珍しい地形を持っています。

 

様々な体験をした生徒は別れ際には島の方々と涙を流して別れを惜しんでいました。

たった6時間の伊江島生活ですが、島に到着した時の表情と帰りとでは全く表情が異なり、沖縄の太陽のように輝いていました。

伊江島のおじい、おばあ、ありがとうございました!

夕飯はステーキハウスでステーキをいただきホテルに帰ってきました。

いよいよ明日は修学旅行最終日。
首里城を見学し、千葉へ帰還する日となります。

◆11月15日、修学旅行2日目

天気にも恵まれ、それぞれクラス別行動に出発しました。

1組 バナナボート、ビーチバレー
2組イノー観察
3組バナナボート、ビーチバレー
4組グラスボート
5組洞窟(ガマ)体験
6組ドラゴンボート
7組バナナボート、ビーチバレー
8組洞窟(ガマ)体験

日常とは違う体験に全員大興奮でした。

バナナボート・ドラゴンボートでは、遠浅のサンゴの海をジェットスキーに牽引されたバナナボートが疾走し、陸からは見れない沖縄を体験、心身ともにリフレッシュしました。

イノー観察では浅瀬のサンゴの海の様子や生き物を観察し、沖縄の生きた自然を体験しました。

グラスボートでは、海中を泳ぐ魚や珊瑚を観察した後に海中展望台で海の中を体験しました。

ガマは「ぬちしぬじガマ」に行きました。ここは戦時中にこの洞窟からの死者はいないと言われ、また避難中に子供が誕生したことからも平和の象徴でもあります。洞内では、数万年間の時を刻み出来た自然の神秘を感じさせる鍾乳洞を体験しました。

 

千葉では経験できない沖縄ならではの貴重な体験ばかりでした。

 

 

午後はジンベイザメで有名な美ら海水族館を見学しました。
ジンベイザメはもちろんのこと、サンゴの生態や深海の奇妙な魚など、ありのままの沖縄の海を様々な角度から学びました。
いつまでも好奇心が尽きませんでした。

さて、美ら海水族館からは、海の向こうに明日訪れる「伊江島」が見えます。
今日は好天ということもあり、島の中央にそびえるタッチューがはっきりと見えました。明日は、伊江島の方々と沖縄の生活を体験します。

ホテルに帰還後、夕食の際に、沖縄の伝統芸能エイサーを鑑賞し、またステージで一緒に踊りました。
皆真剣に楽しんでいました。

 

◆11月14日、修学旅行1日目

今年の修学旅行は二便に分かれての出発でした。
全クラス7:30に羽田空港に集合し、ANA搭乗クラスは8:40に、JAL搭乗クラスは8:50にそれぞれ出発し、無事修学旅行開始!、、、となるはずでした。

実は、早朝に総武線が事故でストップしてしまい、多くの生徒が出発時間に間に合わないかもしれないというトラブルに見舞われてしまいました。

そのため、羽田空港では、到着できた生徒の搭乗手続きをしながら、遅刻者を待つという慌ただしさの中、なんとか全員羽田に到着でき時間ギリギリで出発しました。

那覇空港に降り立つとムワッとした熱気がすぐに私たちを覆いました。

一行は、まずはひめゆりの塔を見学し、祈りを捧げるとともに生徒が各クラス総出で作った千羽鶴を奉納しました。
併設のひめゆり平和祈念資料館では、ひめゆり学徒隊を始めとする当時の沖縄の青少年の悲惨な体験を見学しました。生徒たちは口数も少なく、展示物に見入り、今の自分たちと重ねていました。ある生徒は、病院として使われた地下豪の実物大の再現展示を見て、言葉を失っていました。

ついで、平和祈念資料館を見学しました。
平和の礎では石に刻まれた24万余りの戦没者の方の名前の数に圧倒され、平和祈念資料館では沖縄戦の悲惨さを感じ、講演では資料では見えない沖縄戦を体感しました。

 

今日一日を通して、生徒はそれぞれが沖縄や沖縄戦を感じ、今の平和や自分の未来を見つめていました。

 

今日は恩納村に一泊します。
明日は、午前中はクラスごとに沖縄の自然や文化に触れ、午後は美ら海水族館に行きます。