科学部 ルミノール反応・ニンヒドリン反応

皆さんこんにちは!科学部です。
今回の実験テーマは「科学捜査」です。
事件現場に残されたわずかな痕跡から手がかりを見つけ出す鑑識捜査では、さまざまな化学反応が利用されています。
その中から、ルミノール反応による血液の検出と、ニンヒドリン反応による指紋の検出に挑戦しました。
実験1:ルミノール反応
まず行ったのは、血液の検出に利用されるルミノール反応です。
ルミノールは、酸化剤などと反応することで青白い光を放つ性質があります。
特に血液に含まれるヘモグロビン中の鉄が、この発光反応を促進する働きを持つため、目には見えないほど微量な血液の痕跡を調べる際に利用されています。
今回の実験では、実際の血液の代わりにヘキサシアニド鉄(Ⅲ)酸カリウムを用いて、ルミノール反応による発光を観察しました。
暗くした実験室で反応を観察すると、青白い光が浮かび上がり、部員たちは化学反応によって生じる幻想的な発光を興味深く観察していました。

実験2:ニンヒドリン反応
続いて、ニンヒドリン反応を利用した指紋の検出を行いました。
紙などに残された指紋には、汗などに含まれるアミノ酸が付着しています。
アミノ酸にはアミノ基(-NH₂)が含まれており、ニンヒドリンと反応させることで発色します。
普段はほとんど見えない指紋が、化学反応によって紫色に浮かび上がる様子を観察しました。

今回の実験では、単に「光る」「色が変わる」という現象を楽しむだけでなく、血液中の成分やアミノ基など、物質の性質を利用して痕跡を検出するという化学の力を体験しました。
科学捜査の世界を入り口として、身近な現象の中に隠された化学の面白さを学ぶことができました。
実験日:9/14(月)
文章:市川