1. HOME
  2. 特集
  3. 令和2年度 卒業証書授与式

Special

特集

令和2年度 卒業証書授与式

コロナ禍で制限はあるものの、とてもあたたかい雰囲気につつまれた卒業式を挙行することができ、心より感謝申し上げます。

呼名時のBGMは担任の先生が思いをこめて選曲し、サプライズとして音楽の広田先生がピアノ演奏をするなど、限られた時間の中でも思い出に残る卒業式となりました。特に伊藤菜海さんの答辞は力強く、卒業生代表としての重責を立派に果たし見事でした。3年間の思いが詰まっており、きっと卒業生の心に深く刻まれたことと思います。
一部ですが紹介させていただきます。

『さて、同級生のみなさん、心の準備はできていますでしょうか。私たちは四月から別々の道を歩みます。今の日本は、若者にとって生きることが難しい世の中かもしれません。「よい大学に入り、よい会社で働く」というテンプレートな幸せの在り方ではなく、「自分らしく生きる」ことが重要視されてきています。「自分らしさ」とは何か。私は「自分らしさ」とは望んで手に入るものではないと考えています。我が身をもって沢山の行動をし、失敗し、それでも諦めずに行動し続けること。その中で芽生えた自分だけの経験や価値観こそが「もしかしたら私はこういう人間なのかもしれない」という気付きにつながる気がしています。「自分らしさ」がわからない不安から立ち止まるのではなく、分からないからこそ自分を知るために歩むべきです。たとえ望んだ道ではなくても、その道を選んだ自分を否定せずに受け入れてあげること。堂々と振る舞うことが大切だと思っています。自分の可能性を信じて歩んでください。・・・・』

コロナ禍でまだ先が見ませんが、保護者の皆様におかれましてもどうぞお身体をご自愛ください。3年間ご支援ご協力をいただき本当にありがとうございました。

3学年主任 田代はるか