校長ブログ「2023年度 新入生の皆さんへ」

新入生の皆さん、入学おめでとう。

コロナが落ち着き、
皆さんと一緒に入学式を迎えられことは非常にうれしいことです。
マスクの着用も、個人の判断となりますが、
再拡大しないようにお互いに注意をしていきましょう。

2日前の天気予報は強い雨でしたが、
本日は青空も見えるほどになりました。
これを何というか知っていますか？
運がいいというのです。

皆さんはさらに、
記念すべき100周年2025年度卒業の学年となります。
これも運とか縁なのですが、運も実力のうちです。
伸び盛りの東葉高校は、先生と生徒が一丸となって、
iPad2年目、教室インフラ1年目、教室から黒板が消え、
未来に向けて教育DXを推進していくことを宣言します。

東葉高校は｢生徒一人ひとりを大切にする面倒見の良い学校｣として
長い歴史を積み重ねてまいりました。
制限が多い中、多数のクラブが全国大会、県大会出場、
さらに今春の進学実績はGMARCH28名、
日東駒専93名まで躍進することができました。

東葉高校はまだ進化の途中であり、
新入生の皆さんが新しい風を未来に向けて、
吹き込んでもらいたいと考えています。

入学にあたって三つのことをお願いしたいと思います。

第一に、
「自ら進んで学習する、良き学習者になる」ことです。

教育方針の基幹となる第三教育｢自分で自分を教育する｣、
つまり自主性を育てていきます。
リモートによる働き方が問われる時代であるからこそ、
大学4年間で視野を広め、
これからの日本をどう生きるかを考えてもらいたいと思います。

第二に、
｢お互いを高めあう、真の友達を作る｣ことです。

仲の良い、志を理解できる友達を作ってください。
楽しい時間を過ごすだけでなく、
苦しい時に相談ができ、悩んだ時に励ましあえる、
生涯つき合う本当の友達です。
高校生活は期待と不安の入り混じった甘酸っぱい緊張感で
あっという間に過ぎていきます。
失敗を恐れずに出会いを大切にしてください。

第三に、
「自分の個性や能力を引きだす高い目標に挑戦する」ことです。

上限を刻々と打ち上げ、
他人とは違った可能性を引き出すことが大切です。
東葉高校は進学を目標にしますが、
勉強だけの学校を目指していません。
知識は教養として邪魔になりませんが、
高校時代の体験によって、人間性を高めてもらいたいと思っています。
失敗や挫折も青年期のエネルギーとなりますので、
大いに経験してください。

新入生の皆さん、今日の新鮮な気持ちを忘れず、
心身健康で、充実した高校生活を送れますよう
祈念して校長式辞といたします。

（ 校長　西村　桂 ）