科学部 ゴムボール作成実験

みなさんこんにちは!科学部です。
今回は、「手作りゴムボールを作ろう!」という実験を行いました。
天然ゴムの原料であるラテックス液とクエン酸を用いて、実際に弾むゴムボールを作成しました。
ラテックスは、ゴムの木から採取される白色の液体で、主成分は「ポリイソプレン」という高分子化合物です。
ラテックスには保存のためにアンモニアが加えられており、粒子同士が反発することで液体の状態を保っています。
しかし、今回使用したクエン酸のような酸を加えると、アンモニアが中和され、粒子同士の反発力が弱まります。
その結果、ポリイソプレンの粒子が集まり始め、液体だったラテックスが凝固してゴム状へと変化します。
この現象は「コロイドの凝析」と呼ばれ、今回はその仕組みを実際に観察しながら、化学反応と物質の性質について理解を深めました。

実験では、固まり始めたラテックスを水中で洗いながら形を整え、ゴムボールを作成しました。
丸く仕上げるのは意外と難しく、ひび割れたり少しいびつになったりすることもありましたが、それぞれ個性ある作品が完成しました。
完成後には実際に床へ投げて弾み方を確認し、「想像以上に跳ねる!」という声が上がるなど、盛り上がりました。
今回の活動では、身近なゴム製品の材料や化学的な性質を学ぶだけでなく、「なぜ固まるのか」「なぜゴムは弾性を持つのか」という仕組みを実験、調べ学習を通して理解することができました。
科学の知識が、ものづくりや日常生活と深く結びついていることを実感できる、充実した活動となりました。

活動日:4/20(月)
文章:市川